【DIY】8000円をケチったら最高の体験が出来た話【生ハムの原木スタンドを作る】
どうも、ミヤです。
ある朝のことです。
妻「私には夢がある」
いきなりどうしたキング牧師って感じですが、聞いてみるとこれがなかなか興味深い。今日はそんな妻の夢を叶える話です。
Contents
生ハムの原木を食べたいという夢
聞いてみると、なんでも「死ぬまでに一度、生ハムの原木を食べてみたい」のだそうです。生ハムといえば、薄くスライスされてパウチに閉じ込められた(考えてみると「生(せい)」とは程遠い状態で売られているのだが私はこれまで疑問を感じずにそれを「生ハム」と受け入れていた!!)様子を想像するのですが、スライスの前はまさに「豚の足です!」って感じのナリをしており、巷では「原木」と呼ばれているようです。
こんな感じ

でっか!楽しそ!初見で私の遊びセンサーはしっかり反応。もちろん味にも興味があります。それに、原木からナイフで削りとったばかりの生ハムを白ワインと一緒に楽しむ経験なんて一生に一度できるかどうか。価格を調べてみるとフルサイズで25000円ほどと、食料としては正直高いのですが、貴重な体験としては全然アリ!
直面する「スタンド高い問題」
しかしここで問題発生。生ハムを上手に削り取るためには専用のスタンドに固定する必要があるらしいのです。原木をみんなで回しながらかぶりつくスタイルじゃだめなのね・・・。で、そのスタンドの価格を試しに調べてみたら相場は8,000〜10,000円。待て待て。
生ハム「僕は美味しいし、貴重な体験ができるよ。価格は20000円です。」
よし、通れ。
スタンド「生ハムを上手に切るためには僕を買ってね。8000円です。」
いやいやいやいや。高いわ。仮に買ったとしよう。死ぬまでに何回使う?使わないからといって捨てるか?8000円で買ったものを?そんなことできないよ。じゃあ保管する?一生使わない結構でかいものを?どこに?とか考えると原木スタンドは8000円の負債でしかないわけですよ。(我ながらずいぶんな言いようだな。)
高くて躊躇?作れば0円!というASOBI-Labマインド
とはいえ、それで妻の夢を潰すのか?・・・否である。夢をコスパで切り捨てるなんて死んでもやりたくないことのひとつです。そんな経緯で私のASOBI-Lab魂に火がつきます。道具がなくて楽しめない?ならば作ろうぜ、と。ガレージにはこれまでのDIYで用いた端材たちが転がっています。その中でひときわ光を放つ45 x 90cmほどの集成材。(確か娘の椅子を作ったあまりだったかな?)娘の道具を作り出した端材が妻の夢を叶えるなんて素敵じゃん。キミに決めた。さぁここからは持ち前のフットワークを活かして即行動。図面も特に引かずに「まぁ行けるしょ」と見切り発車で出発進行。ご乗車ありがとうございます。快速ASOBI号、ガレージ発・妻の夢行きでございます。
原木スタンドを作ろう!(材料・道具は全部家にあった)
生ハム原木のスタンドって、意外と自作できるんですよ。人生の中でこの道具が必要になることなんてないいでしょって声が聞こえてきそうですが、確率が低いピンチを救ったときほど称賛の声は大きくなるというもの。さぁ、原木スタンドづくりをマスターして君もスーパーヒーローだ。
<材料・道具>
・パイン集成材(厚さ2cm、45cm x 90cm)1枚
・ツヤありニス(去年の雪板づくりのあまり)適量
・ビス
・丸ノコ
・ドレッサー
サンプル写真と原木のサイズを参考にこんな感じにカット。

見栄えは大して気にしていませんが、手を怪我したら嫌なのでドレッサーで角を丸めます。(ビス止めの接着面になる部分は余計な隙間があくと嫌なので処理しませんでした)

これにニスを塗っていきます。この手順も見栄えではなく実用性です。無垢のまま使用するときっと脂や汚れが染み込んで大変なことになりそうなので、その防止です。
ニスは念の為2度塗りしました。乾いたパーツをビスで組み付けて行きます。素材が道具になっていく過程はいつもワクワクします。
組付けは慎重に、ドリルで下穴を開けてビス止め。
組付けの順序は、
①:スタンド部分になる2枚の板を7cmの正方形でつなげる
②:①を台座に固定する
でやってみました。作業中の安定性は良かったのですが、2本のスタンドの底面を揃えるのに少し苦労しました。台座に固定する部分は作業中に力が掛かりそうなので、長めのビス(5cm)を使用。
原木の下側を支える部分は工具箱に眠ってたよくわからないコの字の金具を使用。

なにこれ
完成!そしてお披露目。

なんだかんだ2日で完成。一番時間がかかったのはニスの乾燥待ちで、作業自体はとっても簡単でした。安定感も強度も問題なさそうです。見た目は…まあ、味がある感じ。ニスの塗りムラもワンオフ感出てて好き。さて、早速妻にお披露目!といきたいところですが、この日は12月24日。翌日はクリスマスです。娘へのプレゼントとともに、ひっそりとツリーの下においておこうではありませんか。
〜翌朝〜
サンタさんから届いた学研のニューブロック「のりもののセット」にはしゃぐ娘・・・の横で、原木スタンドにはしゃぐ妻。まさか自作するとは思っていなかった模様。「ホントありがとう!これでハムが切れるね!」と、人生で一度聞くか聞かないかのセリフとともに、パジャマのまま、原木を注文。生ハムを食べる前からそんなに楽しんでくれるなんて、ほんとに作って良かったわ笑
お金をかけない=楽しみを削る、ではない
スタートは「いかに安く済ませるか」でした。ただ、結果的に今回の原木スタンドづくりの本質的な価値は「8000円の節約」ではなかったように思います。頭を捻ってアイデアを考えるのも楽しいし、作る過程も楽しい。欲しいものを自分で形にできた瞬間の「やってやったぜ」感も最高だし、それで喜んでくれる人がいればさらにハッピー。
私達は「お金をかけない」と聞くと我慢したり、妥協したりというイメージをもちがちですが、アイデア次第では既製品の購入では得られなかった経験や価値を手に入れることができることを再確認しました。今回も遊んだ、遊んだ。つくづくASOBIは身の回りに転がってるな〜と思った25日の朝、仕事納めまであと僅かですね。
メリメリ、クリクリ。
